講演会(認知症について)
日曜日に竹山さん、福山さんと一緒に講演会に行ってきました。
講演会のメインテーマは「防げる、治せる、認知症」です。
基調講演は、市大脳神経科学教授 森啓先生の「認知症を防ぎ、送らせるために」
でした。
認知症とは「いったん正常に発達した知能が、後天的に低下した状態」でありまして、
単に老化による物忘れなどは含まれず、病的に低下するもののみを言います。
年齢とともに増加するこの病気は、85歳以上になると4人に1人が認知症であると言われ、
そのなかでもアルツハイマー病(AD)が50-60%にもなるそうです。
森先生はこのAD研究で有名な方でADの特徴、要因、AD病の原因物質として、今、
もっとも注目されている「Abオリゴマー」に関するお話しが聞けました。
また講演の後にはシンポジウムとして4人の演者が、神経内科専門医、歯科医、家族の会、
ケアマネのそれぞれの立場から認知症についてのお話しをされました。
神経内科専門医の先生は、日常の診療の中で認知症の兆しを見つけることが重要(これが
むつかしいのですが、、、)とお話しされていました。
患者さんの「予約忘れが増えた、会計時にお札ばかり出す(細かい計算が出来なくなって
いる可能性が、、、)も兆候の一つである」の話は歯科でも明日から使えそうな話です。
参考になりました。
歯科と認知症と一見関係がなさそうですが、今、岡本歯科でも訪問診療で多くの認知症
患者さんの治療をしています。今回の講演会で聞いた内容が今後の治療に活かせれば
と思いました。
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